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鹿児島大学DX推進基本計画 

令和4年7月21日 

学長裁定 

(趣旨) 

鹿児島大学DX推進方針(令和4年7月21日学長裁定)に基づき、鹿児島大学のDXを推進するため、教育、研究、地域貢献、医療及び管理運営の各分野における基本計画について、必要な事項を定める。 

(基本計画) 

①教育DX 

「グローカル人材の養成に向けた教育改革」の実現に向け、オンライン利用による海外(学術交流協定校等)、離島・へき地等との教育・連携体制の整備を通して、附属学校園を含む大学全体で地域包括型教育システムを構築し、地域特性をグローバルな視点で捉える感覚やイノベーションを共創するための資質を備えた人材の養成に向けた体制整備に取り組む。 

②研究DX 

「大学の強みと特色を活かした学術研究の推進」の実現に向け、研究成果の新しい情報発信体制の整備と運用を行う。さらに、新たな研究領域や新産業の創出を目指して、スマート農業、水産・海洋資源、医療、再生可能エネルギー等のSDGsに関する研究及び総合大学としての強みを生かした異分野融合研究や文理融合研究に積極的に取り組む。  

 ③地域DX 

「地域課題に応える社会貢献、産学連携の推進」の実現に向け、地域・産業界と連携し、ICT等を用いた地域産業や自治体等が抱える課題の解決に取り組む。また、オンライン利用による離島・へき地等との教育・連携体制を整備し、島嶼や環境など、本学の特徴を活かした教育、研究及び社会貢献を全学的に推進するための拠点を強化・充実させる。 

④医療DX 

「地域を支える質の高い医療の提供」の実現に向け、ICT等を用いた離島・へき地への遠隔医療の拡充を図る。病院経営の更なる効率化及び最新の医療機器や設備の充実を図り、地域住民や医療機関の最後の砦としての期待に応える。また、医療ビッグデータに基づくAIの活用や疫学研究成果に基づいた地域住民及び医療機関等への還元や、医師養成におけるオンライン利用による卒前・卒後教育体制の一体化を目指す。 

⑤管理DX 

「自己分析に基づく的確な組織整備と運営」の実現に向け、全学に散在している情報の集約、分析及び提供を行うためのシステムを構築し、学長のリーダーシップの下、IRの充実を図り、自らをよく知り、分析結果を組織運営に活かすことで、効果的な組織整備や他機関との連携及び効率的かつ健全な大学運営に取り組む。また、本学の構成員が本学に求められているDXを理解し、積極的に業務の効率化を推進する。